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第6回 知っていますか、インフルエンザ

インフルエンザとは?

  インフルエンザとはインフルエンザウイルスに感染することで突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が現れる病気です。それにともなって、のどの痛み、鼻みず、せきなどの症状も現れます。

インフルエンザとかぜとのちがいには、かぜに比べて発症が急であること、かぜのようにのど、鼻などの局所的な症状ではなくインフルエンザでは強い倦怠感などの全身症状が見られます。

インフルエンザウイルスの型は細かく分類することができますが、大きく分類するとA型、B型、C型に分けることができます。わが国では、インフルエンザは例年12~3月に流行が観察されています。流行の程度には年により差があり、今年は下図のような傾向があるようです。

インフルエンザを予防するには?

・インフルエンザワクチンを接種する

 ・ひとの集まる場所への外出を控える

 ・外出時にマスクをつける

 ・十分な休養と、バランスの良い食事をとる

 ・うがい、手洗いをきちんとする

 ・室内の湿度を(加湿するなどして)50~60%に保つ

 ・咳エチケットを守る

インフルエンザの検査法とは?  

当院では、A型とB型を検査できるキットを使用しています。

① のどの奥または鼻の奥に綿棒をしっかり入れ、数回こするようにして採取します。

  • 鼻の奥のほうがのどの奥より検出率が高い傾向にあります。

② 綿棒を抽出液にひたしてよく混ぜた後、その液をテストプレートに3滴滴下します。

③ 15分後にテストプレートの判定部を観察し、判定します。

  • 発症した直後ではウイルス量が少ないため陽性と判定されない場合があります。発症してから24時間後にもっとも検出率が高くなります。


判定法

         
  <陰性>     <陽性(インフルエンザA)>     
コントロール[C]のみにラインが認められます。

  •  コントロールCとは検査が正しく行われたことを示すものです。
   [C]と[A]の両方にラインが認められます。
 インフルエンザBの場合は[C]と[B]の両方にラインが認められます。
   

インフルエンザにかかってしまたら?  

 ・症状が出たら、早めに医療機関を受診しましょう

 ・安静にして、十分休養をとりましょう

 ・水分を十分補給しましょう

 ・学校や職場は休み、外出は控えましょう

 ・マスクをつけて周りのひとへうつさないように咳エチケットを守りましょう

 ・薬の使用法は、医師、薬剤師の指示を守り、異常を感じたら早めに医師、薬剤師に相談しましょう

 ・家族にインフルンエンザの人がいる場合は、こまめに部屋の換気をするようにしましょう