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頭痛一般

頭痛は日常ごくありふれた症状ですが、その原因はさまざまで鎮痛剤を服用して経過をみていればよいものから生命の危険にかかわる頭痛まで非常に幅があります
 たとえば呑み過ぎて二日酔いになったときの頭痛はアルコールの代謝産物であるアルデヒドや脱水による低脳圧が関係するといわれます。
 これらは鎮痛剤をのんで水分を補給すれば、アルデヒドはいずれ代謝され脱水も補正されてきますから症状はよくなります。
 しかし、あとで述べるくも膜下出血の頭痛は鎮痛剤で痛みは軽減したとしてもその原因である破裂脳動脈瘤等の処置を行わなければ生命の危険までありえます。脳腫瘍などが隠れている可能性もあります。
 また肩こりや頸の筋肉の痛みなどでも頭痛を訴えることがあります。緑内障という眼の病気や蓄膿症のような鼻の病気でも頭痛を訴えることがあります。
 このように一口で頭痛といってもその起こり方や前ぶれ、痛み方、痛みの起こる時期や長さ、痛みの場所、付随する他の症状(発熱、吐き気、手足のしびれなど)などはそれぞれ異なります。また偏頭痛ではご家族に同じような症状を持っている方もいます。詳しくお話しを聴くと頭痛の原因についてある程度は絞っていくことができます。
 私たちの施設では、頭痛に悩んでいる患者さんの症状や経過を細かく聴き適切な検査を行って、経過観察でよい頭痛か治療の必要な頭痛かの判断をし、治療を行っています。