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正常の下垂体は、脳の最も深い部分で大脳の下に細い茎でぶら下がるように存在するため“下垂”体と呼ばれます。直径1㎝程度の小さな器官ですが、体調維持に重要な役割を果たしています。また、周囲には視神経や動脈など重要構造が多く存在しています。

 

下垂体は複数のホルモンを司る内分泌器官であり、体全体のホルモンバランスを調整する内分泌器官の「中枢」としての役割を持っています。下垂体ホルモンには、成長ホルモン、プロラクチン、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)などがあります。それぞれ、ホルモンが過剰となる場合や不足する場合に様々な症状を認めることが知られており、治療を必要とする場合があります。

 

下垂体腺腫は、正常の下垂体に存在する細胞が腫瘍化したものです。各ホルモンを作る細胞が腫瘍化すれば、それぞれのホルモン値が高くなり治療を要します。また、ホルモンを作らない細胞が腫瘍化した場合は、腫瘍が大きくなり周囲の神経を圧迫することで様々な症状を呈します。たとえば、視神経が圧迫されれば視野障害を生じます。それぞれの病態に応じて、治療方法を検討します。手術を要する場合や薬物治療を選択する場合のほか、治療を要さない場合もあります。

 

以下にそれぞれの病態について詳しく説明します。

* 2022年WHO分類により 下垂体腺腫は下垂体神経内分泌腫瘍へ正式名称が変更されましたが、本ページでは敢えて下垂体腺腫に統一した記載を行っております。

 

 

(1)下垂体腺腫

  ●ホルモン分泌異常がない腫瘍(非機能性下垂体腺腫)

  ●成長ホルモン産生下垂体腫瘍

   先端巨大症 下垂体性巨人症(下垂体性成長ホルモン分泌亢進症)

  ●プロラクチン産生下垂体腫瘍

  ●ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)産生下垂体腺腫

   クッシング病

(2)頭蓋咽頭腫

(3)ラトケ嚢胞