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(1)下垂体腺腫

 ● ホルモン分泌異常がない腫瘍(非機能性下垂体腺腫)

ホルモン分泌異常がないため、ホルモンの症状で困ることは基本的にはありません。しかし、このタイプの腫瘍は視神経交差部を圧迫することにより視野障害(見える範囲が狭くなる)をきたす場合があります。症状改善のために手術を考慮する場合があります。

 

 ● 成長ホルモン産生下垂体腫瘍垂体性巨人症

先端巨大症 下垂体性巨人症(下垂体性成長ホルモン分泌亢進症)

成長ホルモンが過剰となるため、鼻や手足などが大きくなる病気です。早い段階では、「久しぶりに会った知人から顔が変わったと言われた」「免許証更新の時に、古い免許証の顔写真と別人のようだ」「靴のサイズが大きくなった」など、自分では太ったかな?と思う程度である場合がほとんどです。しかし、この病気を放置すると、高血圧や糖尿病などが合併し重篤な状態に至ってしまう場合があるため、治療を要します。

 

 ● プロラクチン産生下垂体腫瘍

プロラクチンは、女性の月経周期に影響するホルモンの一つです。プロラクチンが過剰になると、女性では月経不順、無月経、不妊、乳汁分泌、男性では性欲低下を認めることがあります。多くの場合は内服による薬物療法のみで症状が改善すると考えられていますが、治療開始にあたり、薬物療法の良い点と配慮すべき点の双方を十分に理解していただく必要があるため、外来で説明を聞いていただきます。

 

 ● ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)産生下垂体腺腫

クッシング病

ACTHが過剰となるに伴い、副腎皮質からステロイドホルモン(コルチゾール)が過剰に分泌されるため様々な症状があらわれます。肥満(おなかが出てくるが手足が細い(中心性肥満)、顔が丸くなる、ニキビが多くなる、などの症状が典型的です。また、放置すると高血圧や糖尿病などが合併し重篤な状態に至ってしまう場合があるため、治療を要します。

 

(2)頭蓋咽頭腫

下垂体近くに発生する良性腫瘍です。小児から成人まで幅広い年齢層に発生することが知られています。頭蓋咽頭腫が疑われる場合は手術をお勧めします。この腫瘍は、周囲に重要な構造(視神経、視床下部など)が存在するため必ずしも全摘出可能ではなく、適切な追加治療(放射線治療や追加手術、薬物療法)を検討します。

 

(3)ラトケ嚢胞

生まれつき認められることもある病変です。厳密には腫瘍ではないため、多くの場合は無症状です。したがって、基本的には様子を見るのみで問題ありません。しかし、まれに内部の粘液が増加し症状を認めることがあるため定期的な追跡は必要であり、症状がある場合は治療を検討します。

 

これらの下垂体腫瘍は、鼻から行う内視鏡手術で治療可能な場合があります

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