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院長メッセージ

当院をご利用されるみなさまへ

5類移行後の感染対策について

 

新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、様々な規制やルールが緩和されてきました。これまで制限のある中で行われていた恒例の大規模イベントが通常開催となり、飲食店ではマスクやアクリル板なしで歓談を楽しむ風景を普通に見かけるようになってきました。当院でも、入院時の検査や面会制限などを徐々に緩和しているところであり、少しずつコロナ前の日常が戻りつつあることを実感しております。


しかしながら、コロナ感染症が消滅した訳ではないことは言うまでもありません。感染者数の調査も定点観測となり、市中の感染状況を肌身に感じることがむずかしくなっていますが、当院を含め市内の各医療機関では、現在も入院を必要とするコロナ患者さんを日々受け入れております。5類に移行しても、季節性インフルエンザよりも感染力が格段に強いことに変わりはなく、常に感染再拡大の危険性があることを心に留めておく必要があります。


これまでのところ、幸いにも第9波に及ぶほどの拡大傾向は確認されていませんが、これからは、コロナ前の生活に戻しながら、感染への備えの意識を日常的に持ち続けていけるかが大切になってくるものと思います。今後も、病院一丸となってコロナへの万全な体制を確保しながら、安全で質の高い医療の提供に努めてまいりますので、引き続き、感染対策に係る皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

令和56月23日

 

仙台市立病院

院長 渡 辺 徹 雄