麻酔分娩(和痛分娩)について
麻酔分娩とは麻酔を使用して行う分娩方法です。一般的には無痛分娩とも呼ばれていますが、分娩時の痛みが完全に無くなるわけではないため、当院では麻酔分娩(和痛分娩)と呼んでいます。用いられる麻酔法は「硬膜外麻酔」です。 |
◆お産(分娩)の痛みについて
お産に伴う子宮の収縮や産道の広がりに伴う痛みは、脊髄を通して脳へ伝えられます。当院で行う硬膜外麻酔は、硬膜外腔という場所に細いカテーテルを入れ、そこから局所麻酔薬を投与することによって子宮や産道から伝わる痛みを脊髄で遮断し、お産時の痛みを和らげる一般的な麻酔分娩の方法です。鎮痛効果が高く、お母さんや赤ちゃんへの薬剤の影響が少ないのが特徴です。
しかし、完全に痛みをとってしまうと陣痛がとまり、お産が停止します。「痛みがやわらぐ」程度にしておく方がスムーズなお産になります。よって当院では「痛みがやわらぐ」を目標に考えています。
当院では、厚生労働省が推奨する『「無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言」に基づく自主点検票』にしたがい、安全な麻酔分娩を提供するようつとめます。 |
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◆麻酔分娩の入院までの流れ ※当院は計画分娩での対応となります