看護ケアにおける紙おむつの用途外使用について
このたび、当院におきまして、入院患者様に紙おむつを本来の用途外に使用するといった不適切な対応がありました。
当院ではこれまでに、出血等の緊急処置や多量な流水による洗浄などの際に、ご了解を得た上、タオルや吸水シートに代用して、より吸水性が高い紙おむつを使用する場合がありました。今回、患者様の口腔内からの出血に対して、承諾を得ずに紙おむつを使用しておりましたことについて、ご家族様より、本来の用途外であり不適切であるとのご指摘を受けました。患者様の心情に寄り添った対応や、ご指摘を速やかに病院内で共有することなどができていなかったことにつきまして、当院といたしましても重く受け止め、お詫び申し上げますとともに、ここに公表させていただくこととしました。
今後は院内全体で運用を見直し、適切な看護ケアに努めてまいります。
仙台市立病院
院長 渡辺 徹雄