感染症内科
診療科の紹介
当科は、従来の感染症・呼吸器内科から平成27年度に分化し、感染症内科としてより専門的な診療体制となりました。仙台医療圏の2種感染症指定医療機関となっており、保健所や各医療機関と連携して診療にあたっております。
診療内容の特徴・特色
感染症は極めて普遍的にみられる疾患であり、様々な臓器・部位に起こります。一方で、適切な診断・治療により救命できる場合が多く、急性感染症に対しては迅速な対応が重要です。
また、最近のグローバル化の時代の中で、輸入感染症や新興感染症への対応や、増加する耐性菌の出現を抑制するための適正な抗菌薬の使用、院内感染症対策などの重要性も増しています。
こうした現状から、当科では、感染症診療と感染対策の2つを両軸に、院内のあらゆる診療科で治療が円滑・効率的に進むようサポートし、診療科横断的に診療を行っております。具体的に、感染症診療としては、あらゆる診療科の入院患者の感染症コンサルテーションや血液培養陽性者のフォローなどに力を入れています。感染対策としては、感染対策室と連動して、環境ラウンドや耐性菌ラウンドなどの活動を行ったり、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の一員として参加しています。また、特殊な対応を求められる可能性がある、海外渡航後の有症状者については当科で対応しています。
スタッフ紹介
感染症内科へのご紹介は、保健所等からの要請や当院に入院中の患者さんの院内紹介診察に限らせていただいております。
海外渡航後の有症状者のご紹介をいただく際は、検査の準備などがありますので、あらかじめ医療連携室を介してご相談下さい。