糖尿病・代謝内科
診療科の紹介
ライフスタイルの欧米化によって生活習慣病が増えていますが、なかでも急増しているのが糖尿病です。厚生労働省が発表した2007年国民健康・栄養調査によれば、糖尿病予備群も合計すると約2,210万人となり、40歳以上の日本人の約3人に1人は糖尿病患者あるいは予備群であるとされます。
以前から当院では内科にて多くの糖尿病患者さんの治療にあたってきましたが、糖尿病診療を前面に出した診療科はありませんでした。そこで、平成22年4月より、糖尿病を専門に診療する科として糖尿病・代謝内科が設立されました。
診療内容の特徴・特色
糖尿病教育やインスリン導入を目的とした入院、妊娠糖尿病症例、コントロールが難しく治療に困難をきわめる症例や、なかなか体重を減量できない高度肥満症例なども診療していく方針です。
入院に関しましては以下のようなプログラムで対応しています。
- 教育入院 : 食事・運動療法を学習し、薬物療法も必要に応じて始めるための入院です。クリニカルパスを使用しています。
- 検査入院 : 糖尿病や合併症の検査を中心におこなう入院です。
- 治療入院 : コントロール困難な症例に対して治療法を見直すための入院です。
なお、病診連携のもと、院外から紹介された患者さんは、様々な治療で病状が改善した後、原則的に紹介元の病院や医院に戻って治療を続けていただきます。