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第5回 血液型のはなし-ABO式血液型-

ABO式血液型とは

 血液中に存在する赤血球はその表面に存在する抗原の型によりいくつかの分類法があります。その中でもっとも一般的に用いられる分類法の1つにABO式血液型があります。 

 ABO式血液型は、1900年にLandsteinerによってA,B,O型が、1902年にDecastelloとSturliによってAB型が発見されました。 

 ABO式血液型の日本人における割合は、A型約40%、O型約30%、B型約20%、AB型約10%といわれており、この割合は人種や国・地域によっても異なっています。

ABO式血液型の遺伝形式

  ABO式血液型は3つの対立遺伝子(ABO)の組み合わせでメンデルの法則にしたがって規則的に遺伝します。 遺伝子ABは遺伝子Oに対し優性であり、遺伝子ABの間には優劣差がありません。

 両親から1つずつの遺伝子を受けとるため、各人3種の遺伝子のうち2つをもっており、両親の血液型と子どもの血液型との間には一定の関係が見られます。

 ABO式血液型の遺伝子型はそれぞれA型はAAAO、B型はBBBO、O型はOO、AB型はABとなります(表1)。

 

表1.ABO式血液型の遺伝子型*1と表現型*2の関係

                                            *1 遺伝子型:遺伝子の構成
                     *2 表現型:遺伝子型によって定まる観察可能な特徴 

ABO式血液型の検査

 ABO式血液型はヒトの血清中に存在する抗体(正常同種凝集素)と赤血球の反応によって区別します。 

 血液型により赤血球上の抗原と、血清中の抗体の組み合わせは決まっています(表2)。ABO式血液型の検査は、赤血球上の抗原を調べるオモテ検査法と血清中の抗体を調べるウラ検査法があります。

 

表2.ABO式血液型の抗原と抗体 

*3 抗A: 赤血球上のA抗原と反応する抗体
*4 抗B: 赤血球上のB抗原と反応する抗体

 

 オモテ検査法では、赤血球と抗Aおよび抗B血清*5をそれぞれ混ぜ、その反応(凝集)態度からABO式血液型を判定します。A抗原をもつ赤血球は抗A血清と反応し、B抗原をもつ赤血球は抗B血清と反応して凝集します。

  *5 検査試薬。抗A血清は青色に、抗B血清は黄色に着色されています。

 

     A型      抗A      抗B          B型    抗A      抗B     

                        

              凝集(+)  凝集(-)               凝集(-)  凝集(+)      

 

        O型     抗A     抗B          AB型    抗A     抗B

                        

               凝集(-)   凝集(-)             凝集(+)  凝集(+)


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