ごあいさつ【病院事業管理者】
仙台市病院事業管理者
奥田 光崇
このたび、令和5年4月より仙台市病院事業管理者に就任いたしました。亀山前管理者や歴代の先輩方の意思を継ぎ、新たに就任した渡辺院長をはじめとしたスタッフと力を合わせて、当院の発展のために努めていく所存です。
当院は、昭和5年2月に開院して以来、90年余にわたり仙台市民の健康増進と福祉の向上に貢献してまいりました。平成26年11月に現在のあすと長町に移転・開院してからも、小児救急や周産期医療、救命救急や災害医療など、自治体の病院が担うべき政策的医療をさらに推進させております。
新型コロナウイルスの感染拡大に際しては、仙台市内で唯一の第2種感染症指定医療機関として、コロナ感染症の診療に率先して取り組むとともに、コロナ以外の通常の診療体制も可能な限り確保し、救命救急医療をはじめとした高度・専門的医療を安定的に供給することが、当院の重要な使命であると考えて対応してきました。引き続き、医療の高度化・専門化、疾病構造の変化に柔軟に対応していくことができる都市型高機能病院を目指し、今後も様々な取組みを進めてまいります。
当院はまた、地域医療支援病院の指定を受けており、今後も開業医の先生方との更なる連携を図り、地域医療に貢献してまいりたいと思います。併せて、教育研究病院としても、研修医や看護師、救急救命士の教育、臨床実習の受け入れにも力を入れ、本市唯一の自治体立総合病院の役割を積極的に果たしてまいる所存です。
今後も、開院当初の経営理念の原点を忘れず、当院が市民の命と健康を守るための砦で有り続けられるよう努めます。そして、患者さんやご家族、地域の医療機関、そして市民の皆様に期待され、頼りにされ、見守られていることを念頭に置きつつ、病院事業の円滑な運営に尽力してまいります。
【病院事業管理者の主な業務内容】 ※主に地方公営企業法第8条、第9条、第10条より抜粋
・病院事業の運営についての基本方針の決定に関すること
・予算の原案及び予算に関する説明書の作成並びに決算の調製に関すること
・議会の議決を経るべき案件について、その議案作成に関すること
・企業管理規程の制定及び改廃に関すること
・職員の任免、給与、勤務時間その他勤務条件等の身分取扱いに関すること