ごあいさつ【医療管理監】
医療管理監
八木 哲夫
平素より仙台市立病院へのご支援を賜り、誠にありがとうございます。
このたび令和6年4月より仙台市立病院の医療管理監に就任しましたことをご報告申し上げます。
仙台市立病院は、仙台市唯一の自治体病院として、創立後94年となります。長年にわたり、仙台市における総合病院として、特に救急医療を提供する役割を果たしてまいりました。現在は地域医療支援病院の指定を受け、地域の中核病院としての役割を果たすべく、体制の充実に努めており、身体合併症を有する精神疾患診療やがん診療にも力を入れています。
過去には2011年の東日本大震災や2020年の新型コロナウイルス感染症のような未曾有の災害に直面し、災害拠点病院としての役割を果たすべく、職員一同が協力し対処してまいりました。これらの経験から、地域における医療連携の強化が不可欠であると考えています。また、今年度の新しい診療報酬制度も、地域における連携の重要性を示唆しています。
あすと長町地域への移転後、当院では地域との連携強化を図り、入退院支援を行うサポートセンターや一般外来、救急外来の体制を改善してまいりました。さらに、4月から施行された医師の働き方改革の推進や医療DX化にも取り組み、医療スタッフが診療に専念できる環境づくりに努めています。マイナ保険証や電子処方せんの普及は、患者様が自身の健康状態に関する情報をより簡単に入手できるようにする取り組みの一環であり、医療情報を地域で共有可能とする足がかりです。
今後も、「開かれた病院、患者様中心の医療、意欲的な病院」を理念とし、皆様の期待に応えるべく努めてまいります。引き続き皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。