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看護部紹介

看護部長室
看護部は病院組織の中で最大人員を占める部門です。看護部長は全体を統括し、副部長は役割を分担し、看護部長を補佐しています。看護部の理念である「患者に寄り添う看護」に基づき、多職種と連携して、看護の質向上に努めています。また、当院で働くひとりひとりが安心して働き続けられるよう職場環境の整備にも尽力しています。

年間約1000件の分娩件数を取り扱っています。母乳育児支援に力を入れており「赤ちゃんに優しい病院」Baby Friendly Hospital=BFHの認定を受けています。また自立して助産ケアを提供することが出来る「アドバンス助産師」の資格を取得した助産師が在籍しており、安心して出産していただくこと、退院後もお母さんが自信をもって育児ができることを念頭に置き、お母さんと赤ちゃんに寄り添った個別的な支援をスタッフ一同心がけています。

泌尿器科・婦人科を主科にする病棟です。泌尿器科は前立腺や膀胱疾患の手術、婦人科は腹腔鏡下手術のために入院する方が多いです。患者さんが安心して手術を受けられるように術前から退院後の生活指導まで幅広い看護を提供しています。私たちは患者さんとご家族に寄り添うことを大切にしています。

内科疾患の化学療法やステロイドパルス療法などの治療や検査をしています。感染症病棟も併設しており、現在は新型コロナウイルス感染症の方が入院しています。妊婦さんや透析している方、子どもなど多くのコロナ患者さんを受け入れています。重症化や、友人・家族に感染するかもしれないと不安な気持ちやストレスを抱えている患者さんに対し、隔離環境の中でも傾聴の姿勢で看護を実践しています。

小児内科を中心に、外科、耳鼻科、脳外科、整形外科などの小児と成人の患者さんも入院しています。そのため乳児期から老年期まで様々な年齢層の多岐にわたる疾患の患者さんの看護に日々あたっております。患者さんにとって安心して入院生活が送れるような看護を提供することはもちろん、ご家族の方にも安心していただけるよう心がけています。

消化器の内視鏡治療や抗癌剤治療を受ける患者さんが多く入院しています。入退院が多い病棟ですが、スタッフ間でのチームワークを大切にし、毎日笑顔で働いています。患者さんが安心して治療を受けることができるよう、医師や薬剤師、内視鏡室看護師など多職種と連携を図っています。倫理カンファレンスを定期的に行い、患者さんや家族の思いに寄り添った看護が提供できるように努めています。
7西

循環器疾患の患者さんが多く入院しています。心臓カテーテル検査・治療、不整脈の治療、薬物療法など専門性の高い検査や治療が、安全に行われるように看護を提供しています。循環器疾患は生活習慣と深く関わっていることも多く、患者さんや家族に対し個別に生活指導を行っています。多職種でのカンファレンスを定期的に行い、患者さんの早期退院や在宅での生活が継続できるような看護を提供しています。

突然の発病により患者さんは、意識障害、運動麻痺、感覚障害、失語症、高次機能障害など何らかの障害を抱え、苦痛や不安な気持ちを抱え入院します。患者さんを中心とし、医師、看護師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーなど多職種で協働しながら早期回復を目指しています。スタッフの仲も良く、患者さんの回復を実感できることで喜びも多い病棟です。

眼科・耳鼻いんこう科・皮膚科・歯科口腔外科、救急科を主に受け入れています。複数の診療科を受け入れているため、幅広い知識とスタッフ間のコミュニケーションが欠かせません。手術目的の予約入院、発症による緊急入院など、患者さんの状態のちがいで危機管理は様々です。私たちは患者さんの声に耳を傾け、一人一人に寄り添った看護の提供を実践します。

整形外科・形成外科を中心とした病棟です。外傷に伴う四肢の骨折や、関節の変性疾患をもつ患者さんが入院しています。外傷というアクシデントで、基本動作に影響を及ぼし、回復も見込める一方で、元の生活に戻れるか不安を抱える患者さんもいます。大きな障害となることもあり、障害の受容過程を踏まえたケアも必要になります。回復が見える病棟であり、明るく元気な雰囲気で、入院前の生活に戻れるようにケアしています。

9東

外科と心臓血管外科を主科とし、周術期や終末期の看護としての不安の軽減はもちろん、積極的な離床に努めて術後合併症に努めています。緩和医療に関してもACPを尊重しつつ全人的苦痛の軽減を図っています。

また、ストーマケアの習得や化学療法における日常生活上の注意点など、退院後の生活を見据えた生活指導も行っており、幅広い看護ケアの実践が特徴です。

精神科身体合併症病棟です。ここには、もともと何らかの精神疾患をお持ちで、新たに重篤な身体的問題(骨折、がんなど)を併発した患者さんや一般病棟で加療中に新たな精神科的問題が生じた患者さんが入院しています。看護師は、患者・家族の身体的、精神的、社会的な状況から生まれる不安や問題を多職種と協働して関わっています。病棟は最上階で、景色の良いフロアです。

ICU
ICU病棟では、年齢や診療科を問わず集中治療を要する様々な疾患を持つ患者さんの治療・看護を行っています。ICU独自の教育体制を構築し個々の経験に応じた知識や技術の習得ができるように取り組んでいます。2:1看護のためスタッフも多く、皆で協力し、助け合いながら日々の看護を行っています。重症な患者さんの看護は緊張もありますがとてもやりがいがあります。

HCU病棟は、急性疾患や外傷など、主に救急車で来院された患者さんの入院を受け入れる病棟です。突然の入院で不安が大きい患者さんやそのご家族が安心して治療が受けられるように努めています。昼夜を問わず重症な患者さんが入院するため、緊張する職場環境にありますが、スタッフ皆で声を掛け合い協力して業務を行っています。

NICU・GCU病棟は予定日より早く生まれた赤ちゃんや体重が小さい赤ちゃんなどが入院する新生児に特化した集中治療室です。医師や薬剤師など多職種と協働し、急性期ケアを行うとともに赤ちゃんのストレスを軽減し、「赤ちゃんと家族に優しい看護」に取り組んでいます。また母子分離を余儀なくされるため、ご家族の思いに寄り添い、カンガルーケアや母乳育児などを取り入れた看護を行っています。

手術センターは、予定手術の他、24時間緊急手術に対応しています。看護師は患者さんが安心して手術に臨めるよう外科医、麻酔科医、臨床工学士、放射線技師らと協力して手術を行っています。また、安全な手術を提供するためのシミュレーション教育に力を入れており、術前術後訪問の充実、教育体制の整備、看護の振り返りなどを行うことで、手術看護の質向上に努めています。

地域医療支援病院として、1日約800人の患者さんを受け入れています。入院患者の平均在院日数が約10日と短いため、外来は、退院後に安心して地域で過ごせるよう支援する重要な役割を担っています。診療や様々な検査、入院や病気による生活不安などを、できるだけ取り除くことができますように、患者さん、ご心配されているご家族に寄り添い、優しさ、笑顔を持って外来看護を行っています。

「救急車を断らない」をスローガンに、年間7000件を超える救急車を受け入れ、県内一の応需率を誇っています。いつでも重症患者の救命にあたる体制を整え、看護師は医師と協働してトリアージを実施するなど、チーム医療に力を入れています。また救急看護クリニカルラダーを使用し、多職種による勉強会やカンファレンス等を組み込み、あらゆる領域の患者さんに対応できるよう看護実践能力を高める取り組みをしており、充実した学習環境が整っています。