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赤ちゃんにやさしい病院
(BFH:Baby Friendly Hospital)

  2012年8月、当院は 「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)」 の認定をいただきました。宮城県内で 3施設目、東北地方では7施設目になります。
BFHとは、WHO(世界保健機関)、ユニセフ(国連児童基金)が提唱している「☞母乳育児成功のための10カ条」を長期にわたって遵守し、実践する産科施設のことです。世界中では2万施設、日本では69施設(2017年8月現在)が認定を受けています。
病院職員一同、「赤ちゃんにやさしい病院」として母乳育児を支援するとともに、温かいふれあいと安全を重視した医療を目指しています。

①母乳は赤ちゃんにとって最適な栄養です。ミルクにはない免疫成分が含まれており感染予防に役立ちますし、将来的にメタボリック症候群を抑えることに繋がります。

②おっぱいを吸わせることは最高のスキンシップで、母子の絆が構築され虐待や育児拒否が起こりにくい関係を築きやすいと言われています。

母子育児を安心して行えるよう

入室中から母子同室・頻回の直接授乳を行っています!!

 

 

 

母子同室

 出産後すぐから母子同室を開始します。赤ちゃんにとってお母さんのそばが一番安心できる場所です。赤ちゃんと一緒に過ごすことで赤ちゃんが欲しがる時に授乳ができます。また、赤ちゃんのリズムを知り、何を欲しがっているのかを感じ、徐々に理解できるようになり退院後の生活に自信を持てるようになります。

頻回の直接授乳

 出後間もない赤ちゃんは、昼夜問わず頻繁におっぱいを欲しがります。それはとても自然なことで、今後の母乳分泌に必要なことでもあります。赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけおっぱいを吸わせてあげられるように、職員は何度も訪室しお手伝いしています。授乳がうまくいかない時や大変な時には、気兼ねなくスタッフに相談して下さい。

その他、母乳育児を安心して行えるために。

  当院の母乳育児支援への取り組みはこちらをご覧ください。

母乳育児成功のための10カ条

1. 母乳育児推進の方針を文章にして、全ての関係職員がいつでも確認できるようにしましょう。
2. この方針を実施するうえで必要な知識と技術をすべての関係職員に指導しましょう。
3. すべての妊婦さんに母乳で育てる利点とその方法を教えましょう。
4. お母さんを助けて、分娩後30分以内に赤ちゃんに母乳をあげられるようにしましょう。
5. 母乳の飲ませかたをお母さんに実地に指導しましょう。また、もし赤ちゃんとお母さんが離れる場合にも、お母さんに母乳の分泌維持の方法を教えましょう。
6. 医学的に必要でないかぎり、新生児には母乳以外の栄養や水分を与えないようにしましょう。
7. お母さんと赤ちゃんが一緒にいられるように、終日、母子同室を実施しましょう。
8. 赤ちゃんが欲しがるときは、いつでもお母さんが母乳をあげられるようにしましょう。
9. 母乳で育てている赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないようにしましょう。
10. 母乳で育てているお母さんのために支援グループ作りを助け、お母さんが退院する時にそれらのグループを紹介しましょう。