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院内感染対策

院内感染対策(ICTとAST)

 院内感染の起因となる病原体の中には、日常の生活環境の中に普通に存在し、健康な人には無害な菌もいます。しかし、感染防御能力が低下した入院患者さんなどには各種感染症の起因菌となりえます。

 それらの菌による院内感染の発生を防ぎ、仮に発生した場合には病院として迅速な対応を取れるよう、院長を委員長とした「院内感染防止対策委員会」を設置し、定期的なミーティングを開催しています。さらに、実際の感染対策を円滑かつ迅速におこなうために、日本感染症学会などで組織されたICD制度協議会より、ICD(Infection Control Doctor)に認定された医師を長としたICT(Infection Control Team)を設置しています。ICTでは、院内のラウンドやミーティングをおこなっており、感染対策のチェックや継続的な改善活動に取り組んでいます。

 また、「国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議」にて平成28年4月5日に策定された「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」を受けて、当院では平成29年10月より抗菌薬適正使用支援チーム(Anti-microbial Stewardship Team:AST)を設置いたしました。ASTとは抗菌薬における治療効果の向上、副作用防止、長期使用による薬剤耐性菌出現の抑制、適切な検体採取を目的として支援を行う組織です。

 なお、当院では感染対策の基本方針を定めた仙台市立病院院内感染対策指針を作成しております

 

   

ICTラウンドの様子

 

ASTミーティングの様子

      

当院に面会等で来院される方へのお願い
 上述のとおり、院内感染の起因となる病原体の中には日常生活の中に常在している菌もいます。そういった菌からの感染発生を防ぐため、院内(特に病棟・病室)に立ち入る際には流水による手洗いや備え付けのアルコール製剤等による手指消毒をお願い致します。また、ご本人またはご家族等がノロウィルスへの感染が疑われるなどといった場合(激しい下痢や嘔吐をしているなど)には、面会等はご遠慮くださいますようお願い致します。