吉田　慎吾

　現在、日本において高齢化社会、精神疾患の患者数の増加といった社会背景があります。当院のような高度急性期病院において、せん妄を起こす方の増加や気分障害を抱えた方の入院など、精神医療のニーズが高まることが予想されます。入院という環境の変化は、患者様のみならず家族までも不安とさせてしまいます。
　誰しもが抱えるこころの病だからこそ、病院全体で丁寧な対応を心掛け、安心して入院生活が送れるような援助が実施できるような取り組みを行いたいと考えています。看護スタッフに対しても、精神科看護に関わる教育やメンタルヘルスの支援を行い、常に笑顔で看護ができるような関わりを行っていきたいと考えています。