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病理診断の重要性について

 病理診断は最終診断と言われています。現在の医療診断技術はすばらしく、いろいろな診断手法を用いると90%以上の確率で癌などの病気の診断が出来ます。しかし、内科、外科、婦人科などの臨床医が一生懸命患者さんの診察、検査をして癌を疑っても癌の病理診断がなければ100%癌と言えません。逆に臨床医が癌を疑わなくとも病理診断が癌であれば最終診断は癌になってしまいます。

 従って誤診をすれば癌でない人が癌として治療されてしまいます。総合病院ではこのようなことがないようにいろいろな分野の医師が協力して総合最終診断を行っています。

 臨床診断がついて外科的治療がなされた後は病気の程度、広がりなど非常に細かな情報が必要になります。この情報は病理診断以外では得られません。病理診断がなされて初めて最終診断となります。病理診断が得られて新たな治療方針が決められます。病理は陰で医療を支えています。