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概要・特色   対象疾患・検査   不整脈
         
狭心症・心筋梗塞   治療実績・業績   受診・紹介について

不整脈

 当院の最も得意とする分野が不整脈です。一言に不整脈といっても、健康診断などで偶然見つかり、治療を必要としない不整脈から、一回の発作で命を奪う不整脈まで様々です。こうした不整脈の適切な診断を行い、薬物療法のほかに、カテーテルアブレーションやペースメーカーによる治療を行います。 

脈が速くなる不整脈    : 心房細動、心房粗動、発作性上室性頻拍、心室頻拍、心室細動
脈が乱れる不整脈    : 心房性期外収縮、心室性期外収縮
脈が遅くなる不整脈    : 洞不全症候群、房室ブロック
その他    : WPW症候群、QT延長症候群、Brugada症候群

カテーテルアブレーション(経皮的カテーテル心筋焼灼術) 

  • 心臓の中に電極カテーテルを入れて、不整脈の原因部分を焼灼する治療です。主に脈が速くなる不整脈に対して行われます。薬物療法は不整脈を「抑え込む」だけですが、カテーテルアブレーションは不整脈の「根治」を目的とした治療です。

 

  • 当院では1992年からカテーテルアブレーションを開始し、2005年からは心房細動に対するカテーテルアブレーションを行っております。2018年までに約3300件のカテーテルアブレーションを行い、東北地方でも有数の経験があります。仙台市内はもちろん、宮城県全域、近隣の県からも紹介患者が訪れています。 

 治療実績・業績

 

  • カテーテルアブレーションのナビゲーションシステムは、2種類とも最新バージョン(CARTO3, EnSite Velocity)であり、不整脈に関しては全国どこの大学病院にも劣らない設備を備えています。

            

        

 

  • 平成24年からは、不整脈の新しいイメージングシステムであるCARTO SOUNDを導入しました。心腔内超音波カテーテルで得られた画像とCARTO3システムの画像を融合させることができます。心房細動や心室頻拍などの複雑なカテーテルアブレーションの際に使用します。

 

 

  • 平成28年4月からはクライオバルーンを使用した心房細動アブレーションを施行しています。高周波による焼灼ではなく、風船(バルーン)を使用して心筋を冷凍凝固して治療するアブレーションです。

 ペースメーカー

  • 脈拍が病的に遅くなると、めまいや失神などの症状が出て、日常生活に支障が出ます。原因によっては突然死を引き起こす場合もあります。確実に脈拍を速くする薬はありませんので、遅くなってしまった脈を正常に戻す機械=ペースメーカーが必要になります。

 

 

  • 当院では1981年からペースメーカー植え込みを開始し、2018年3月までに約2200件の治療を行っております。

 治療実績・業績

 

  • 当院では、不要な心室ペーシング(刺激)を減らす最新型のペースメーカーを使用し、心室ペーシングが必要な場合は、心室中隔にリード(電極)を植え込みます。こうしたペースメーカー治療へのこだわりは、患者さんが心機能の低下による心不全や脳梗塞にならないように、できる限り配慮しているためです。

 

 
 
  • 退院後はペースメーカー外来(毎週火曜日)で半年毎にチェックを行い、適切な設定を保ちます。
  • 自宅に居ながらペースメーカーのチェックを行う、遠隔モニタリングシステムも導入しています。

  • 平成24年10月から、条件付きMRI 対応ペースメーカーの植え込みも行っております。あくまで「条件付き」ですので、実際にMRIを撮影する場合は様々な条件を満たす必要があり、どこの病院でもMRI撮影ができるわけではありません。詳細は担当医にご相談ください。